発起人

- 元衆議院議員 東祥三
江東区政一新に向けて立ち上がった若武者
西郷南洲の有名な言葉に「命もいらず、名もいらず、官位も、金もいらぬ人は、始末に困る者なり。この始末に困る人ならでは、艱難をともにして、国家の大業は成し得られぬなり。」というのがある。なかなかこういう人を今日見出すことは難しい。まして、現在の政治家の大半は、命を惜しみ、名を求め、官位も、金も欲する人ばかりで、苦難を避け、その日さえうまくいけばよいと思っているのではないか。こういう人に、国家の大事を任せることは出来ない、と私は思う。
他方、やむにやまれぬ想いで、我が江東の地に、自分が生まれ育った地域を一新したい、と来春の区長選挙に出馬を表明した一人の区議会議員がいる。その名は、川北直人。32歳の若武者だ。高齢者を心から尊敬し、大切にし、未来の主役である子供達に、限りない愛情を注ぐ青年だ。これまで4年間、区民の直面する諸問題にぶつかってきた。そして、それに満足に応えていない江東区の行政に怒りを感じたに違いない。何のための行政なのか、区民1人1人のためにある行政ではないのか。ここに、彼が今日区長選に出馬する最大の動機がある。
さて、勝ち目はあるのか。戦いである以上、勝たなければならない。それは当然だ。民主党江東区総支部は、全会一致で川北直人氏の推薦を決定した。しかし、他に彼を支える強力な業界、団体、組織は存在しない。明確に言えることは、勝てる算段をして、周囲の諸状況が、彼を出馬に押し立てているのではない。業界、団体、組織の視点から離れ、一家族人として、区民として、この区を見た時に、区民の不安を取り除く行政になっていない、と結論づけたからではないだろうか。
したがって、約35万人の有権者の中で、現在の区の行政は、何かおかしいのではないか、自分達の税金がきちんと使われていないのではないか、区役所の職員がもっと献身的に公僕としての矜持を有するべきではないか、等々と感じている人々1人1人に訴え、その方々が立ち上がった時、川北直人氏に勝利の女神が微笑むことになる、と私は確信する。文字通り、草の根の熾烈な戦いになる。主権在民とは、1人1人の有権者が、主権者であることを意味する。1人1人が冷静に、自分達の生活及びその環境を観察する時、このままで良いと思っている人は、ほとんどいないのではないだろうか。川北直人氏は、自分達の生活に不安を感じ、何とかしなければならないと思っている人々に、必ず勇気と希望を与える人物だ。
川北直人氏は、区長選出馬に当たって、1期4年毎に区長に支払われる退職金3,000万円は、返上すると言い切った。また、区長の交際費の内容も、区民に公開するという。まさに、西郷南洲の言う「始末に困る人」の部類に属する人間だと私は思う。こういう若者が出てきたということそれ自体が、閉塞した社会に一筋の希望の光を与えることになるのではないか。川北直人氏と共に、江東区のこと、江東区民の生活を一緒になって考える有権者が、一人でも多く出てくれば、種々の「しがらみ」で身動き出来なくなっている人々に、自発的に動き、考える勇気を与え、江東区を「往きたくなる町、住みたくなる町、遊びたくなる町」にすることが出来るに違いない、と確信する。
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